「身元保証人がいない」

愛知県下に3万7千人が頼れる人がいない
「身元保証人がいない」

身元保証の対象人口

 平成27年の国勢調査によると、愛知県の人口は748万人ですが、このうち65歳以上の人口は176万人(238%)、4人に1人が高齢者です。愛知県の世帯数は306万帯ですが、このうち単独世帯が33・5%、3世帯に1世帯です。高齢者人口のうち独居高齢者人口は28万人(15・9%)、6人に1人です。今後も、独居高齢者人口は増加し続け、高齢者人口全体に占める割合も上昇を続けるといわれています。(内閣府の「高齢社会白書」)

 こうした独居高齢者の増加のもとで、親族の減少、近隣関係の希薄化等により、「何かあった時に頼れる人がいない」と考えている人が、全体で17・8%(『平成26年度 一人暮らし高齢者に関する意識調査』)です。この指数を愛知県に当てはめると、実に約3万7千人(名古屋市で1万人)の高齢者が「何かあった時に頼れる人がいない」状況です。高齢者の社会的断絶は、病気を患った時や孤独死の心配、入院・入所などの際の保証人の問題、終末期の対応の問題など、多種多様な問題を社会に提起します。とりわけ「身元保証人いない」問題は重大です。

※「身元保証代行」 「身元保証会社」